ペットロスにならないために・・

犬の寿命はフードで決まる？ ③

平成26年8月号

『パピーの頃から、有名なドッグフードを食べさせていたのに、こんなに体調が悪いのは
遺伝ですよね』と嘆いていた方がいます。遺伝で片づけてしまえば簡単ですが、それではワンコのご先祖様が『ワシはドッグフードなんか食べなかったけど健康に天寿を全うしたぞ』と、怒るかもしれません。

ほとんどのドッグフードが栄養満点のように宣伝されていますが、大量生産されるフードは
製造コストを安くするためと、短時間で作るために、高熱をかけて一気に乾燥させています。
高熱をかけるということは酵素もビタミンも壊れてしまっているということではないでしょうか。
栄養素が壊れているフードを何年も食べさせていたら、栄養不足となり、
病気を誘発する大きな要因となる可能性があります。
また、酸化防止剤や防カビ剤など、合成添加物が多く配合されているフードを食べ続けていると
アレルギーになる可能性が高まるという説もあります。
原料表示欄に【防カビ剤】等とは書いてありませんが、是非一度、インターネット等で、
ワンコが食べているフードの原料を調べてみて下さい。
発がん性物質で人間は口にしてはいけない薬品が含まれているものもあります。
それらは「微量だから問題ない」と説明されているかもしれませんが
では貴方は毎日このフードを食べますか？と、製造者に聞いてみたくなります。
微量だからと、発がん性物質を何年も毎日食べ続けたら、
健康被害が出ると考える方が自然ではないでしょうか？

また、トウモロコシ類・小麦類・大豆類等が主原料のフードがありますが、
これは原価を安くするためと、かさを増やすためであると考えられ、
ワンコの健康のためのレシピではありません。
水を加えると膨張するフードも、お腹の中で膨らんで、肥満や胃捻転になる可能性があるため、
長期間与えるのは注意が必要です。
ドッグフードに可愛い形・カラフルな着色料・香料などは必要ありません。
ワンコは色が判らないし、骨の形やハートの形なんかで喜びません。
香料を加えているということは、本物の肉がほとんど入っていないか、
腐敗臭・酸化臭をごまかすためではないかと疑ってみて下さい。

フードは毎日身体の中に入るものです。その中に発がん性物質等の危険な薬品が入っていたら、
毎日少しずつ毒を与えているのと同じではないでしょうか。
ヒトが食べてはいけないとは、そういう事です。
まずは広告宣伝をうのみにせず、疑ってみて、そして調べることから始めて下さい。
ワンコは貴方が用意したフードを食べるしか生きる術がありません。
命を預かるということは、責任重大なのです。

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	ペットロスにならないために・・｜にくきゅう便り20

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