「ウチの子が赤ちゃんのころから、有名なドッグフードを食べさせていたのに、こんなに体調や毛ヅヤが悪いのは遺伝かしら。。。」

こんな事をおっしゃる方が、大勢おられます。遺伝で片付けてしまうのは、体調が悪いわんちゃんには、ちょっとかわいそうですよね。わんちゃんのご先祖が怒ってしまいそうです。

ほとんどのドッグフードが
[栄養満点!!]
[総合栄養食だから、これさえ食べていれば安心!]
と宣伝していますが、はたして本当でしょうか。自分の赤ちゃんが食べると置き換えて考えてみれば、もっと真剣に考えるはずです。わんちゃん達も大切な家族ですよね。

ドッグフード選びで大切な事は、もちろん原材料が一番大切です。からだに悪い添加物が入っていないか。これは原材料表示を見ればわかりますよね。では2番目は大切な事は、なんでしょうか。それはドッグフードを作る時にかけられる「熱」ではないでしょうか。

例えば、オレンジを生で絞ったジュースがあるとします。「100%生絞り!!!」とても健康によさそうです。でも飲む前に消毒と称して、熱100℃で消毒されていたらどうでしょうか。ビタミンや酵素などは、熱に弱く、100℃の熱をかけられたものであれば、もうほとんど残っていない可能性もあります。

それと同じように、安価な多くのドッグフードは、100℃以上の高温で製造しているものも、とても多く存在します。高温でサッと調理してしまえば、その分人件費も安くあがりますし、何より保存期間を長くする事が出来るのです。また私たち人間の食べ物もそうですが、海外から輸入されるドッグフードの大半は、船便で、大量に輸入されます。熱帯地域を越えて2ヶ月程度船旅をして、日本に入ってくるのです。そして熱帯地域などを通る間は、ずっと高温にさらされた状態になります。そうなると保存料も必要になりますよね。もちろん一定の温度で管理された状態で輸送されるものもあるでしょう。

私は、以前、梅雨の時期に、自分の食べるものをしばらく放置していたら、カビがびっしり生えてしまっていて破棄した事があるのですが、隣においてあったドッグフードは、まったくカビ一つはえていなかった経験があり、どうせならカビがはえてくれた方が新鮮の証拠かも。。。と思ったことがありました。「どれだけ保存料はいってるのよ!」と。

一度、気にしてみようと思われる方は、ドッグフードメーカーに製造時に何度の熱をかけて作っているか、しっかり聞いてみて下さい。しっかりと作っている所はきちんと教えてくれるはずです。いくら無添加で良い素材を使っていても、高温で調理したフードは残念ながら、良いドッグフードとは到底思えないのです。。。

ですから、本当に良いと思える素材を使い、低温で作っているドッグフードを、私たちはお勧めします。なぜなら、低温でつくるのは、とても手間ひまがかかっている証拠なのです。低温で、素材の栄養素を残したままドッグフードとして製品化するためには、長時間、乾燥させないといけないため、人件費、燃料代などがとても高くつきます。それをつくる機械にも負担がかかり、経済性だけを追求しようとすると、なかなか作るのは難しい製品ですから、それをドッグフード選びの基準にしてみてもいいかもしれません。

ドッグフードは、毎日体内に入るもの。私たち人間のご飯や、パン、サラダと同じです。その中にきちんと自然の恵みである栄養が入っていないとしたら。。。ぜひ、あなたの愛するご家族だと思って考えてみて下さい。わんちゃん達は、皆さんが用意したドッグフードを食べるしか生きる術がないのです。命を預かるということは責任重大ですね。

低温調理のお勧めフード
  • 「ビオナチュール Bio nature」
    調理全体を通して、60℃以下で調理。また使用野菜には5年以上、農薬を使っていない畑で採れた野菜のみを使用。お肉等も飼育時に添加物の入ったエサを食べていない鶏などを使用。
  • 「株式会社食糧 SYOKURYO」
    低温でじっくり焙煎調理。酸化防止剤や保存料も、もちろん不使用。