ある雑誌のアンケートに「職場の人間関係で悩んだ事がある」・・約7割、「職場に嫌いな人がいる」・・約6割、というものがありました。ここでは、嫌われる人の具体例が60ほどあり、あらゆることが嫌われる要素になっていました。
皆、誰かしらに嫌われている、とも言えるでしょう。とすると、他人に嫌われないために無理や我慢をすることは、ある意味無駄なこととなります。何をしてもしなくても誰かには嫌われる、どのみち嫌われるのだったら無理や我慢はしない更には嫌われてもいいじゃないか、と思えると気持ちは楽ですね。
それでもやはり人から嫌われたくない、という方もいます。誰かには嫌われているかもしれませんが、全ての人から嫌われているということはまずありません。もし、自分は全ての人から嫌われていると感じている方がいたら、そう感じた方が自分にとって都合がよいからではないでしょうか。その方が都合がよい事に気づけば、それを受け入れることも手放すこともできます。
お互いに嫌いと思っている人の話をお聞きしたことがあります。「相手が嫌い」なのはどちらも同じ。「相手は自分のことを嫌いと思っている」のも同じでした。ところが、相手がなぜ自分を嫌いなのかの認識や相手が自分にとった態度や言葉をどうとらえていたかというのが微妙に違っていました。相手が本当はどう思っているのかというのは、実のところは相手本人しかわかりません。相手の言葉や態度を「そう思っているに違いない」と解釈し想像しているのです。自分の経験や常識をもとに。
客観的に話を聞くと「そんなつもりじゃない」的な誤解だったり、過剰な反応だったりするのですが、無理に仲良くなることもないですし、嫌いな人がいる自分を責める必要もありません。
自分と他人は違う事を認めることができれば、仲がよくてもいいし、苦手でもいいし嫌いでもいいと思えるでしょう(^^)